【失敗談】ルアーの体積の計測と浮力の算出
前回、自作サーフェスクランクが、シンキングになった話をしました(;´∀`)
そこで、今回は、ルアーの浮力計算を行いたいと思います。
CADを使えば体積が出てくるので、実物を作らずとも浮力がわかる。
— つっかー (@FenderFernandes) 2018年4月21日
今までは、削りだして実際に浮かべないとわからなっかったし、
浮かべるときに水を吸って、浮力が変わったり乾燥に時間を取られたりと手間がかかってた、、、
3DCAD、偉大!そりゃ、より早い開発が可能ですわ~ pic.twitter.com/TVfeAdZHjU
大学受験の知識を思い出しつつ、、、
浮力の計算は次の通り
F:浮力[N]=Vρg
(V:物体の体積[m^3] ρ:流体の密度[kg/m^3] g:重力加速度[m/s^2])
今回使用した数値は次の通り
V : 2.27×10^-5[m3](CADより)
ρ:997[kg/m^3] (水)
g:9.8[m/s^2]
これをもとに、浮力F[N]を求めていきます。
浮力についてちゃんと計算し直して見たら、
— つっかー (@FenderFernandes) 2018年4月25日
この前のルアーの浮力は0.22[N]
総重量22.45[g]で沈むことがわかった(^p^) pic.twitter.com/h50FJwzZ5B
結果、総重量が22.45gまでなら耐えるようです。
前回のルアーテストで、ウェイトを1つでも追加すると沈んでしまう状況だったのですが、納得です、、、
なお、前回のギリギリ浮くセッティング
— つっかー (@FenderFernandes) 2018年4月25日
フックを1つつけるのはギリいけるが、ウェイトは無理って状況だったんだけど、
これは確かに、、、 pic.twitter.com/BUFLtqpT1X
さて、ここで、あることが気になりました。
「市販のルアーって、重量/浮力比ってどのくらいに設定されてるんだ?」
重量/浮力比とは、ルアーに発生する重量を、ルアーに発生する浮力で割った値のことです。(今、勝手に決めました)
この値が、1未満ならフローティング、1ならサスペンド、1より大きいならシンキングのはず。
気になったなら、さっそく計測してみましょう!
でも、浮力や体積ってどうやって測ればいいんだ??(^p^)
CADデータがあるならまだしも、、、
しばらく思考したのち、次のような方法が思いついたのでやってみました。
現物をもとに体積を求める方法
— つっかー (@FenderFernandes) 2018年4月25日
1.トレーを用意。質量測定。
2.ナミナミに水を注いだ容器を用意
3.ルアーをつける
4.溢れ出した水の質量を計測 pic.twitter.com/mZ0NFJQ3Td
ルアーが押し出した水の体積は、ルアーの体積と同じはず。
押し出された水の質量から浮力を求めることもできますね。
よし!早速、手持ちのクランクを測っていこう!!
ということで、意気揚々と作業したのですが、、、
、、、結論から言うと、失敗しました(;´∀`)
これをもとに、市販ルアーの重量浮力比を出そうとしたけど、
— つっかー (@FenderFernandes) 2018年4月25日
う~ん、、、失敗
浮力よりも重量のほうが大きいデータばかり、、、
ルアーくらいの体積では、表面張力や残留した水の影響を無視できない?
そもそも、理論が間違ってる?? pic.twitter.com/6wlfBHjZiC
なぜじゃ、、、
表面張力つよいなー、絶対、計測に影響してるぞー
ペットボトルについた水滴は無視していいかー
っとかやってた分ですかね?
それでも、比が1を上回ってるのは、、、
そもそも、理論が間違っていたのでしょうか?
とりあえず、計測方法を変えようと思います。
鉛シール張って、徐々に質量を増やしていって、沈み始める重量を探りましょう(;´∀`)