おうち工房

家で気ままにものづくり。3Dプリンタや、3軸切削加工機などなど

【失敗談】ルアーの体積の計測と浮力の算出

前回、自作サーフェスクランクが、シンキングになった話をしました(;´∀`)

そこで、今回は、ルアーの浮力計算を行いたいと思います。

 

 

大学受験の知識を思い出しつつ、、、

浮力の計算は次の通り

F:浮力[N]=Vρg

(V:物体の体積[m^3] ρ:流体の密度[kg/m^3] g:重力加速度[m/s^2])

 

今回使用した数値は次の通り

V : 2.27×10^-5[m3](CADより)

ρ:997[kg/m^3] (水)

g:9.8[m/s^2]

 

これをもとに、浮力F[N]を求めていきます。

 

 結果、総重量が22.45gまでなら耐えるようです。

前回のルアーテストで、ウェイトを1つでも追加すると沈んでしまう状況だったのですが、納得です、、、

 

さて、ここで、あることが気になりました。

 

「市販のルアーって、重量/浮力比ってどのくらいに設定されてるんだ?」

 

重量/浮力比とは、ルアーに発生する重量を、ルアーに発生する浮力で割った値のことです。(今、勝手に決めました)

この値が、1未満ならフローティング、1ならサスペンド、1より大きいならシンキングのはず。

 

気になったなら、さっそく計測してみましょう!

でも、浮力や体積ってどうやって測ればいいんだ??(^p^)

CADデータがあるならまだしも、、、

しばらく思考したのち、次のような方法が思いついたのでやってみました。

 

 ルアーが押し出した水の体積は、ルアーの体積と同じはず。

押し出された水の質量から浮力を求めることもできますね。

 

よし!早速、手持ちのクランクを測っていこう!!

ということで、意気揚々と作業したのですが、、、

 

、、、結論から言うと、失敗しました(;´∀`)

 なぜじゃ、、、

表面張力つよいなー、絶対、計測に影響してるぞー

ペットボトルについた水滴は無視していいかー

っとかやってた分ですかね?

それでも、比が1を上回ってるのは、、、

そもそも、理論が間違っていたのでしょうか?

 

とりあえず、計測方法を変えようと思います。

鉛シール張って、徐々に質量を増やしていって、沈み始める重量を探りましょう(;´∀`)